カンボジアで働いている人の備忘録

24歳、なんかカンボジアで起業したみたいです(他人事)

カンボジアでワインの売上アップを目指すことにした

「何がしたいか」

Belloのオーナーが私に投げかけた問いについて色々悩んだけど、コレだ!ってのは浮かばなかった。やっぱり1日2日で見つかるようなモンじゃないらしい。24年掛けても見つからなかったんだし当たり前か。

いくら悩んでも気分が沈んで自己嫌悪に入るだけなので、ちょっと切り口を変えて考えてみる。

何がしたいか。私はこの言葉を「今の自分でも可能なワクワクする金の稼ぎ方を考えて下さい」と勝手に解釈している。

いくら世の中金じゃないと言っても、実際には生きるために金が必要だ。やりたいことをやっても稼げないなら暮らしていけない。つまり何がしたいか、という問いには「金が稼げるかどうか」という前提条件があると言ってもいいだろう。

YouTuberみたいにやりたいことで稼ぐことが可能だとしても、実際に成功させるのは難しい。宝くじを引くようなもんだ。あんなのは参考にならん。かと言って自分で考え出すほどの知恵もない。だから何したいのと聞かれても「やりたいことで稼げるかどうかも分からんし、そもそもそんな仕事が今の自分にできんのか?」と考えてしまう。

やりたいことをやって生きる、その言葉には「金を稼ぎながら」という枕詞がある。だから話がややこしい。

ちょっと視点を変えてみた

オーナーが私に投げかけた「何がしたいかしっかり考えろ。そして本気で取り組んでしっかり失敗しろ。その方がいい経験になる」という趣旨の言葉。金がどうとかそういう意味はないような気もしている。小難しい方法論じゃなくて、もっとシンプルなものを聞かれているような。

金とか、具体的な方法とか、できるできないとか、そういう面倒な要素はぶん投げて考えてみた。

「こんな風にやれたらいいな」ってことなら、少なからずある。今回のカンボジアの件は本当に多くの人との縁が重なって実ったものだ。自分一人のおかげで実現した話ではない。可能なら関わった人たち全員に「君がいてくれて良かった」と言って貰えるような働きができればと思っている。それぐらいしか返せるものがないっってのもあるけど。

誰かの役に立ったことが、巡り巡っていつか自分の利益になる。そのぐらいがちょうどいいような気もしてきた。恩を売るという意識だと「裏切った」とか「恩知らず」とかネガティブな気持ちが出てくるので、あくまで返すことをメインにするのがお互い楽。

そう考えると話がシンプルになる。何がしたいか?その場その場で誰かの役に立つ。今はそんなもんでいいんじゃないか。なんかもう悩むの面倒くさくなってきたし。

どうやったらBelloで役に立てるのか

縁あって受け入れてくれたBelloさんから「働いてくれて助かった」と言ってもらう。これを当面のやりたいことにしよう。「いい経験になりました!」で終わらせると、各方面をガッカリさせてしまうし。どうやったらいいかは今から考える。

店に貢献するならやっぱり売上増を目指すべきか。これ以上わかりやすい尺度はない。ただ英語は喋れないし、料理もできない。ニコニコしながら接客はできるだろうけど、せっかくなら自分にしかできないことをやってみたい。失敗の許可は頂いたんだから、日本じゃチャレンジできないことをしてみたい。

オーナーが話していた店の状況を思い出す。ぶっちゃけ人手は足りてる。オーナーがいなくても現地人のみで回せる。客層は欧米客メイン。料理のレベルも上がった。接客にもしっかり力を入れている。酒が苦手な店長は知り合いのワイン好きに協力してもらいつつワインリストを作っているらしい。

カンボジアではワイン文化が根付いておらず、スタッフ全員ワインをあまり飲まない。お酒が苦手なオーナー含めスタッフ全員で勉強中。つまり酒回りが弱いということか。いいことを聞いた。

私もワインはよく分からん。3ヶ月に1回グラスワイン1杯飲む程度。ほぼ飲まないと言ってもいい。けれど全員分からないってことは、頑張れば私でも活躍できるんじゃないか?どうやって売るのかは分からないけど、ワインとか酒の売上を上げられるんじゃないか?

ボトルが空けば売上も上がる。結果的にBelloさんの利益になる。私は自己満足で胸がいっぱいになる。ウィンウィンじゃないか。

思い立った私はオーナーに「やりたいこと見つかりました!酒めっちゃ売ります!」とメッセージを送った。「ワインがメインなので、そこで自由に頑張ってみてください。後進国はトライしやすい環境なんで、失敗を恐れずに」と返信があった。飲食舐めんなクソガキと言われなくてホッとした。

やることは決まったとして、問題はワインが分からんということ。英語もだけど。人に勧める立場なら、どうやったら美味しく飲めるかはキッチリ把握しとかないと。

渡航は2月中旬以降の予定だし、カンボジアに行くまでには多少の猶予がある。その間に英語とワインを勉強しとこう。付け焼き刃でもやらんよりはマシだ。ワインバーでも行って、ワインに詳しい人にいろいろ教えてもらわないとなぁ。