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カンボジアで働いている人の備忘録

24歳、なんかカンボジアで起業したみたいです(他人事)

プノンペンでグラッパを扱っている酒屋を探し回った話 その2

前回まであらすじ。ピザが美味しい。以上。

wn-trinity.hatenablog.com

酒屋に向かおう

手元にあるのは名刺だけ。電話でやりとり出来る自信はないので、直接この名刺の住所に向かって直接買い付けることにした。

場所自体は意外と近く、Belloからバイクで10分もしないところにあった。外から見た感じは完全に倉庫って感じだな...卸売しかやってなくて、ここで買えないとかいうパターンもあるかもしれない。守衛のおっちゃんに「ここで酒買えるの?」と聞いてみたところ「うん」という返事が返ってきたので、そのまま敷地内に突入。

どこに何があるか分からなかったので、とりあえず倉庫に向かう。入り口近くで作業着を着た兄ちゃんに「グラッパが欲しいんだけど、ここで買える?」と聞いてみる。「は?」という顔をされる。ちょっと心が折られそうになったが、Limoncelloで撮っておいたカタログページを見せながら「これ。この一番安いグラッパが欲しい。ここで買える?」と食い下がってみる。

兄ちゃんも察してくれたようで「ついてきて」とジェスチャーをしながら倉庫に歩いていく。箱の山を抜け、奥の棚から酒を一本取り出して「これ?」と私に見せる。Grappa Alexander...カタログのやつと一緒だ。やっと見つけた。

とりあえずそれを一本買いたいんだけど、と伝える。すると今度は倉庫を出て、反対側のオフィスに案内される。最初きた時にはこんなのあるって気づかなかった。ていうか中がめっちゃ綺麗。そして美男美女の欧米系のスタッフばっかり。やっぱスーツ似合ってんなぁとか思っていると、さらに別室に連れていかれる。

ここからは質問攻め。

「ここの利用は初めてですか」
「ハイソウデス」

「店の名前は?」
「Trattoria Belloっていうイタリアンレストランです」
「?」
「(スマホでホームページを見せつつ)ここです」

「あなたは店のオーナーか、マネージャーですか」
えーと...何て言えばいいんだろう。私自身はただの住所不定無職だし、かと言って店の代表って訳でもないし。「違います。Belloのオーナーの友人です。今日は代わりに来ました」と答えておいた。

「分かりました。新しくリストを作るので、ちょっと待っててください」
「はい」

そして待つこと5分、ついにお会計タイム。長かった。けどついに目当てのものを手に入れた。あとはこれをBelloに無事持ち帰ればクエスト完了だ。

そして成果確認

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Belloに戻って「グラッパ手に入れました」と北浦さんに報告。その時に「カタログは?」と言われて、初めて気づく。大事なモノを受け取るのを忘れてた。...この後また取りに行こう。

ひとまず、目的は達成した。しかしこれで終わりではない。ある意味こっからが一番大事。「これはお客さんに自信を持って勧められる味か?」ということを確認しておかねばならない。自分が不味いと思うものはお客さんに勧められないし。

とにかく北浦さんと一緒に試飲してみる。...Limoncelloで飲んだグラッパに比べると、微妙な感じ。グラッパの魅力である爽やかな香りが足りなくて、アルコール臭の方が勝ってる。いまひとつ。

北浦さんと相談した結果「自信を持って美味しいと言えないなら、これは出さない方がいいかもしれない」と結論に落ち着いた。せっかく買ってきたのに...残念だ。

美味しいグラッパはどこだ

多少の値は張るが、今回買ったグラッパ以外にもいくつか別の種類がある。他の酒屋にはまた違った銘柄を置いているかもしれない。今回の一本目がダメだったからといって、何もしないというのも勿体無いような気がする。

というわけで、もうちょっと他の店でグラッパを見つけ次第飲んで調査してみることにした。こんだけ飯屋が多い街なら、どっかしら引っかかるトコはるだろ、多分。

Berta社が出してるElisiっていうグラッパなら100%自信を持って勧められるんだけど...多分プノンペンじゃ手に入らない。しかも値段も高い。30ccの原価が3ドルって高すぎるので却下。

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ブレとる。この酒を飲んでから私はグラッパが好きになった。ある意味思い出の一杯。だからと言って商売で売れるかどうかは別問題。もうちょっと丁度いいラインのものを手に入れないとなぁ。