読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

カンボジアで働いている人の備忘録

24歳、なんかカンボジアで起業したみたいです(他人事)

カンボジアに来てから初めて体調を崩した。ぽんぽんいたい

用事ある日に限って体調を崩すという、情けない失態を犯してしまった。そういや日本でもよく旅行前に風邪引いたりしてたっけ。相変わらず体調管理が甘いらしい。社会人失格である。

カンダールに行こう

元々どんな予定かというと、Belloの北浦さんから「婚約のためにカンダールまで行くんだけど、よかったら一緒に来る?」というお誘いが。

hiroki.konkhmer.info

私は「ぜひご一緒させてください!」と返事をした。ちなみにカンダールについては下記リンクをご参照ください。

krorma.com

出発は06:00とのこと。しっかり準備せねば。1日分の着替え、タオル、ウェットティッシュ、モバイルバッテリー...後は水ぐらいか。こんだけあれば十分だろう。あとは寝坊しないようにしよう。

しばらく眠って05:00に起床。...なんだか身体が重い。扇風機に当たり過ぎたせいか、特に腹回りの調子が悪い。まぁ車に乗ってる間に良くなるだろうと思いつつ、集合場所に向かう。

車中、異変が起きる

私以外にも何名かが集合場所に待っていた。私と同じく、北浦さんの婚約を祝うために一緒にカンダールに向かうとのこと。軽く挨拶をして、手配してくれたカンダール行きのワゴンに全員乗り込んで出発。

しかし...車に乗り込んでからも調子は悪くなる一方。「すんません、ちょっと後部座席で横になってます。頑張って体調戻しますから!」と強気なんだか弱気なんだかよく分からない姿勢で寝ていたのが、10分もしない内に身体に異変が起こる。

なんか胃の辺りにチクチクとした感覚が...ヤバいと思って左手をついて起き上がろうとすると、左手にも違和感が。力が入らないというか、指がピーンと固まってしまって動かせない。シビれてるんじゃなくて、麻痺してるのか?何これ怖い。なんとか身体を起こすも、今度は吐き気が襲ってくる。気づけば冷や汗でダクダクになってた。

f:id:wn_trinity:20160418174727p:plain

その様子を見かねた北浦さんから「今ならすぐに戻れる距離だし、家で休んでた方がいいよ」 と声を掛けて頂いた。今なら戻れる...今なら...私は「すいません今日は帰ります」と即答した。

ワゴンを降り、すれ違うトゥクトゥクを引き止める。同行者の方々に「顔すっごい青白いよ」という心配の声を背に受けつつ、私を乗せたトゥクトゥクはワゴンと逆方向に走っていった。

トゥクトゥクに揺られ

押し寄せる吐き気、渦巻く胃腸の不快感、そして他人の晴れの日を朝イチで引っ掻き回すというやっちまった感...こんなみじめな気持ちでトゥクトゥクに乗る日が来ようとは。色んな感情が混ざって一周した結果、私は「フヒヒ...フヒ...」という乾いた笑いをこぼしながらガタンゴトンと車体に揺られていた。

とにかく早く家に帰って横になりたい。はよ寝たい...そう願いながら流れる風景に目をやっていると、にわかに腹の中からグルルという嫌な音が。あ、これアカンやつや。うん様がトゥギャザーしようとしてる。シット。他人様の商売道具にうん様をブッカケるなんて失態を演じようものなら、こんなんマジで二つの意味で日本の汚点になってしまう。

絶対に、絶対に漏らすワケには行かない。カンボジアでは「日本人ブランド」が確かに存在するのだが、先人が血肉を削って積み上げたこの実績に、私ごときの💩 で味噌をつけるような真似は絶対に避けねばならない。

99人が「日本人っていい人ばっかりだよね」と言っても、1人が「でもアイツらウンコ漏らすんだぜ」と言ってしまえば終わりだ。「日本人はいい人ばっかりだがウンコを漏らす」という評価になってしまう。我々の最終的な着地点に💩 が。これ以上の悲劇はあるまい。

日本の誇りを胸に便意を我慢し続け、やっとの思いで目的地に到着。帰ってこれた。距離こそ短かかったが、体感時間はすっごい永かった。あぁ、(社会的に)死ぬかと思った。

フラフラしながらトゥクトゥクを降り、消え入りそうな声で「おいくら...?」とドライバーに尋ねる。すると彼は眩しい笑顔で「5ドル!」と答えた。私は無言で3ドルを渡した。彼は私を睨んだ。私も彼を睨み返した。

f:id:wn_trinity:20160418175224p:plain

彼は何も言わずに目をそらして、不機嫌そうにトゥクトゥクに乗って去っていった。便意を我慢する人間が放つ殺気の前に、問答は無用だったらしい。

自室に直行して休む

急いでトイレに駆け込む。出てくるのは95%ぐらい水分。完全な下痢だったようだ。これは食あたりなんだろうか...でもローカルで変なもん食べてないしなぁ。心当たりがない。

ある程度落ち着いた時点で、ビオフェルミンを飲んでひたすら寝ることにした。丸一日休んで症状が改善しないようなら病院に行くことにしよう。幸いなことに、左手のしびれも完全に抜けていたし。

3時間ほど眠ったあと、不意に目が覚めた。...胸のあたりが気持ち悪い。何かがせり上がって来てるような不快感。仮に今の症状の原因が食あたりだとすれば、さっさと身体から出し切ってしまった方がいいだろう。トイレに駆け込んでリバースしてきた。気分がいくらか楽になった。

しかし起き上がってみて分かったのだが、身体がかなりだるい。頭痛もある。体温を計った訳ではないが、発熱しているような感じ。相変わらず腹は下しているし...しばらくは水分を摂るだけにして、1日中寝とこう。それで多分治るはず。

丸一日ダラダラと寝続け、気づけば24時間以上経っていた。その間に口にしたのはマンゴーと味噌汁のみ。だいぶ回復した。ちょっと腹はゆるくなっているが、ほぼいつも通り。ダルさもなくなったし、残すは過眠による頭痛だけ。大事にならなくて良かったと、心底ホッとした。

細菌だかウィルスだか分からないが、どうやら悪いものはある程度出し切れたらしい。

カンボジアでは「腹痛?よくあるよね」という感覚らしい

今回初めて異国で腹痛を起こすという経験をした。ちょっと気になって、何人かの日本人に「カンボジアに来てからどれぐらいお腹を壊しましたか」と聞いてみた。

すると、ほぼ全員が「今でもたまーにお腹をこわすけど、来て数ヶ月の頃はもっとひどかった。ローカルだろうと日系だろうと、当たる時は当たる。身体がこっちに慣れるのを待つしかない」という趣旨の回答をしていた。なるほどそういうモンなのか。

それなりに発展しているとはいえ、まだまだ教育の行き届いていない途上国。外国人が経営してる飲食店であっても、現場スタッフはローカルだ。どこであろうと衛生面に不安がないとは言い切れない。

そんな場所で暮らす以上、「危ないものは口にしません!」なんてことは現実的でない。うまく付き合っていくしかないんだろう、うん。でも下痢になんのは嫌だなぁ...。

おまけ

食品の衛生意識に関しては、少しずつだが法律によって改善されていくのかもしれない。去年の7月にはこんなニュースがあった。

www.cambodiadaily.com


「食品安全に関する法案が発表されたよ!」という内容。

The law—expected to be finalized and sent to the Council of Ministers by the end of next month—lays out a long list of punishable offenses, including selling food that contains harmful substances, mislabeling food, preparing or selling food in unsanitary conditions and operating a food business without a license.

食品安全法は来月末(2015年8月末)までにまとめられ、閣僚会議に送られる予定だ。有害物質を含む食品の販売、不正表示、不衛生な環境における食品の調理・販売、ライセンス非所持のフードビジネスなど...この法案は広範囲に渡って罰則が規定されている。


どうやって調査して、どういう基準で、どんな罰則があるのかは分からないけど...しっかり運用できるのであれば、私みたいにお腹壊してアオオオオーーーってなる人も減るんじゃないかな。いいことだ。

さらにおまけ

北浦さん、改めてご結婚おめでとうございます。

hiroki.konkhmer.info