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カンボジアで働いている人の備忘録

24歳、なんかカンボジアで起業したみたいです(他人事)

とにかく街をキレイにしよう! 第3回 Pop-up Clean-Up Phnom Penhに参加してきた。

以前の参加記事はこちら。

wn-trinity.hatenablog.com

wn-trinity.hatenablog.com

wn-trinity.hatenablog.com

今回は以前と別の清掃場所。

まず初めに以前と今回のエリアについて、少し説明させて頂きたい。

以前の清掃エリアについて

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以前に清掃したトンレサップ川の西側は、観光客の人気のエリア。個人的には、プノンペンで一番ごちゃごちゃしてるところだと思う。

景色を楽しめるオープンカフェ、普通に食べると10ドルを超えるような観光客向けのレストラン、よくある感じの買春バー、マリファナトッピングがセールスポイントのピザ屋、ドラッグ売りの子供。これ全部がひとつのエリアにギュッと詰まってるカオスっぷり。

そしてここ、景色が良いということもあってローカルでも大人気。「お金は無いけど良い雰囲気を楽しみたい」という需要をガッツリ満たせるナイススポット。その辺の屋台でご飯を買い、川沿いに座って風景をつまみにだべってるカンボジア人で賑わっている。

そういう背景もあって、ここは屋台から出たゴミがとにかく多い。缶ビン、プラスチックパック、食べ残し...夏祭り翌日のゴミの山、ていうイメージが一番しっくりくるかも。

今回の清掃エリアについて

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さて、今回はリバーサイドの対岸エリア、ソカ・ホテルとかいうリゾートホテルの北西部をお掃除。ピンクの線のところ。

SOKHA Phnom Penh Residence

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奥に見えてるベージュの建物がソカ・ホテル。この辺りって結構キレイに整備されてるのね。景色が良いし、交通量も少ない。バイクでツーリングしたり、ランニングしたりするのに良さそう。

ただ悲しいかな、観光客向けのエリアにしたいんだろうけど、ココって外国人がマジで全然いない。たまーに散歩してる人とか、ホテルの宿泊客っぽい人を見かける程度。

なんでかというと、北側の橋を経由しないと来れないくらいアクセス悪いし。特に観光スポットがあるわけでもないし。まともなレストランもほとんどないし。ただデッカいホテルが一番奥にドーンと鎮座してるだけだし。風景は確かに良いかもしれないけど、それなら西側のリバーサイドで十分だし。

このエリアでは不動産開発も結構進んでいるらしいけど、果たして売れるんだろうか。

08:00 ソカホテル北西部に集合

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今回の集合場所。目の前には牧草地?というか、草ボーボーの耕作放棄地みたいな謎の空間が広がってた。柵も無いのに馬が放牧されてて、めっちゃムシャムシャ草食ってた。道路には💩 が落ちてた。通行する車にとってはたまったモンじゃない。馬を避けたらウンコ直撃、なんてこともありえる。マリオカートのようなスリリングなコースとなっております。

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リバーサイド西側に比べると、まだマシな方か?

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場所自体がかなり広いからパッと見ではゴミが少なく見えるけど、道路側から投げ捨てられたゴミが下側に積もってるなぁ...。

ゴミ拾い開始

さて、ゴミ拾い開始。手掴みの方が早いだろうけど、今回は支給されたトングを使ってみる。トングじゃないと届かないような場所を中心に、ゴミを拾う。

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第2回に比べると参加者が少なめだが、それでもガンガンごみを拾う。

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基本的に、みんな二人一組で動いていた。協力しあうって素敵だよね。私はぼっちだけどね。

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ていうかお前らカッポゥかよ。ふたりでボランティアに勤しむなんて眩し過ぎるよ。さっきそこに馬のウンコ落ちてたから拾っといてくんない?(ゲス顔)

水上で暮らす人々

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プノンペンは貧富の差が激しい。奥に見えている船は、水上生活者の家でもある。決して清潔とは言えない、濁ったトンレサップ川の水で、彼らは炊事や水浴びをしている。

そして彼らの生活ゴミは、川にそのまま投げ捨てられてられるか、分別なく燃やしてしまうかのどちらかだ。いずれにせよ、再利用されることはない。

取材班登場

今回で第3回目になる、このボランティアイベント。ある程度の知名度を得たのか、主催者が取材を受けていた。

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どうやら取材していたのはKhmer Mekong Filmとかいう、カンボジアで有名なTV番組制作会社だったらしい。

Khmer Mekong Films - Wikipedia, the free encyclopedia

ドキュメンタリーを撮ってるのか、ニュースの一コマにするのか、どっちなんだろう。映像が完成したらFacebookでシェアされるだろうから、その時までテカテカしながら待っとこう。

飛び入り参加の子供たち

この辺りは、どちらかというとローカルのカンボジア人の方が多いエリアだ。外国人が集まっていることの方が珍しい。

そんな状況を見てか、風船売りの子供が何人か集まってきた。もくもくとゴミを拾う外国人の背に、風船を掲げながら大声で何やら伝えようとしている。クメール語は分からなかったが「風船買わないか」という内容であろうことは察することが出来た。

当然だが、誰一人として反応する人はいなかった。乞食に金を恵むのと一緒で、根本的な解決にならないどころか「これで生活できるんだ」と思わせてしまうのは当人にとって害悪でしかない。勉強したり、成長したり、生きるための創意工夫の機会を奪う行為に他ならないからだ。

しばらくすると子供たちの声は聞こえなくなった。売れないと分かってどこかに行ったんだろう...そう思っていると、その子供たちがカンボジア人のボランティアスタッフと話している姿が目に入った。

やがて、その子供たちはゴミ袋を片手に再び現れた。裸足にゴム手袋という、ちぐはぐな格好で。砕けたビンがそこら中に散らばっているにも関わらず、気にすることなく彼らはゴミを拾い始めた。

彼らは大きなゴミを好んで集めていた。僕が見つけたヤツの方がデカいぞ、いいや私の方が。友人同士で競い合うかのように、ゴミを見つけては見せびらかし、袋に投げ込む。

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ボランティアスタッフとどんな話をしたのかは分からないが、彼らには少なくとも「やらされている」様子は無かった。自発的に、楽しんでいるようだった。

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取材班もシャッターチャンスとばかりに、この時はカメラを回しまくってた。確かに、これはインパクトあるだろうなぁ。私は端から眺めてただけだったけど、言葉に出来ないよく分からん感情が湧いてきたし。

ガバガバ過ぎるガバナンス&コンプライアンス

ひょいひょいとゴミを拾っていると、たまーに不思議なモノが落ちてたりする。偽札とか、マネキンの頭とか。だけどこれは...。

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んー?

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不動産の資料とか、ソカホテルの予約用紙・給与明細・求人要項とか。これって日本だったら情報漏洩でめっちゃ怒られるヤツ。何やってんだソカホテル。末端の清掃員がここに捨てちゃったのかもしれないけど、こういう時のためにシュレッダーぐらい掛けとこうよ。

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これなんか、2015年4月分の実費(Actual Expense)と原価低減(Cost Reduction)の内訳表みたい。コスト削減の目標値と実費を比較するための資料らしい。半分に破った程度じゃダメだろ。

意外な人物との出会い

近くでゴミを拾っていた欧米人カップルと一緒に、大量に捨てられたドキュメントを見ながら「これってダメだよなー」とか話をしていた。

その時に「ところで君はプノンペンで何してるの?」と聞かれたので、私は「昼はプログラマー、夜はBelloっていうイタリアンレストランで働いてるよ」と答えた。

すると彼は「Bello?マジで?」と驚いた様子だった。そして「テイクアウェイとかデリバリーで使う容器、あれ、俺んところのヤツ。自然に還る素材で出来てるんだ」と続けた。

そういう繋がりがあったとは。世間て狭い。そもそもプノンペンが狭いんだけど。

エコ意識が強い人は、やっぱりこういうイベントにもよく参加してるんだなぁ。次回のイベントでも、この兄ちゃんにまた会えるかもな。

牛、乱入

とかなんとか色々ありつつも、とにかくゴミを拾い集める。

横でガサガサ聞こえたので振り返ってみると、牛がいた。牛が。なんで?マジでビビッた。

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つーかガリッガリだなお前ら。聞くところによると、カンボジアの牛も豚もみんな大体ガリガリらしい。

私たちが必死こいて掃除した場所にウンコを設置しながら進む牛くん。君たちのは土に還るから許す。

最近気づいたけど、ボランティアで記事を書く度に毎回うんこって言ってるな。まぁいいか。私は悪くない。クソが。

10:00 終了

今回もどっさり。前半は曇ってたのに、後半は陽が差したおかげでかなり暑かった。こればっかりはいくらやっても慣れることはない。

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主催者側には毎回頭が下がる思いだ。告知して、スポンサーや人を集めて、道具や水も準備して、指示を出して。これだけやっても1円にもならないのに。

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それでも、何かをやりきった後の顔はみな素晴らしい。

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今回の小さなMVPたち。手足をビンの欠片で切ったりしてないか心配だ。

さいごに

次回はロシアンマーケット周辺、Belloの近所をお掃除。

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途中からの参加、途中で抜けたりも大丈夫。手袋やゴミ袋も支給されるので、手ぶらで来てもお手伝いできます。時間があれば是非ともご参加下さい。

ロシアンマーケットは居住エリアのため、リバーサイドの時のようにウンコに悩まされることもありません。ご安心下さい💩