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カンボジアで働いている人の備忘録

24歳、なんかカンボジアで起業したみたいです(他人事)

プノンペンでパーキングチケットを失くすと超面倒なことに

バスや鉄道などのインフラが整っていないカンボジアでは、バイクは必要不可欠な存在。車に比べると安価でメンテも楽。実際にプノンペン市内を見渡しても、バイクが一番多い。

渋滞、事故、窃盗...バイク人口に比例して、街の各所で色んな問題が起こっている。そんな問題の対応策の一つが駐輪場システム。私はコレにやられた。駐輪場のセキュリティ意識を正直ナメてたよ。

原因は私の不注意なんだけど...思ってた以上に面倒なことになったので、メモっておこうと思う。

カンボジアの駐輪場について

まず最初に、カンボジアの駐輪場はどんな流れで利用するのか説明しておく。

入場時にチケットを貰う

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駐輪場の入り口はこんな感じ。だいたいヒマそうにしてる。うぇーい、お邪魔しやぁーす。ちょっちパーキンさせてくれや。

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ぶいーんとバイクで乗り付けて、チケットを貰う。料金は先払いだったり、後払いだったり、無料だったり。場所によってマチマチ。ここは先払いのようです。

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チケットの半分は警備員にバイクに括り付けて貰って...

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残りの半分は手渡される。プノンペン在住者には馴染み深いチケット。

退場時にチケットを提示

さて、駐輪場から出ようとすると警備員に「半券見せんかい」と呼び止められるので、手渡す。

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バイクに括り付けられたチケットと、手持ちのチケットを確認する警備員。番号が一致してるかどうか毎回しっかり確認してる。雑に済ませる警備員は意外と少なかったりする。

問題なければそのまま素通りできる。これでOK。わざわざ説明する必要もないくらい、とっても簡単。日本の駐輪場とほぼ一緒のシステム。

もしもチケットを失くしたらどうなるか

ここから本題。

セキュリティ意識が高い施設だと、チケットを紛失するとマジで面倒なことになる

というか私の場合、入場時点で兄ちゃんがチケットを渡し忘れるっていうミスを食らった。その場で確認しなかった私も悪かったんだけど...結果的にチケットを失くしたのと同じ状況になってしまったのだ。

ちなみに、場所はソリア・センターポイント(旧称:ソリア・デパートメント)の駐輪場。もしもここに来ることがあれば、パーキングチケットはしっかり管理して下さい。失くすと超面倒なんで。

私が駐輪場から出る時に「やっべ、半券持ってないよー」と出口の警備員に伝えてからの流れはこんな感じ。

駐輪場からバイクを出させてくれない

まず、駐輪場から出れなくなる

「そもそも半券貰ってないんだよ!入口のヤツに確認してくれ」とまくしたてる。警備員は冷静に「ノー」と答えるだけ。

「つーか急いでんだよ。この後に約束があるんだ!」とイライラした感じで伝えてみる。「ノー」と首を横に。効果ナシ。

「じゃあ駐車料金を払い直すから、出してくれ」と言ってみる。「ノー」と相変わらず。

「...5ドルやるから、通してくれ」とワイロに頼る。それでも「ノー」。

「10ドルで」とワイロの額を釣り上げる。食い気味で「ノー!」と怒られる。

なにこれめっちゃ厳しい

担当者と連絡が取れるまで待機させられる

警備員は「半券失くしたヤツが出たわー」と別のスタッフに連絡しているようだった。

俺が指示するまでそこで待っとけ、と指示される。結果的に20分くらい待たされた。

その間、私は警備員を轢いて無理やり脱出するシミュレーションを脳内で繰り返して、心の平静を保っていた。アクセル全開でヒャッハーと突っ切れば多分振り切れるはずだ...と。良心がブレーキをかけたおかげで、犯罪を起こさずに済んだが。

別の駐輪場へ

しばらく経ったあと、警備員が「バイクのキーを寄越せ」と言ってきた。逆らうワケにも行かないので、嫌々彼にキーを手渡す。次に彼は「俺が運転する。後ろに乗れ」と。

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何が何だか分からないまま指示に従う。彼は駐輪場を出ると、裏手にある別の駐輪場に私のバイクを停めた。なんだここ。

ここにあるバイクや自転車、全部黄色のチケットが付いてる。チケットを失くしたヤツのバイクや自転車を保管しておく場所らしい。かなりの量あるな。

ボスっぽい警備員のとこへ

奥の詰所に連れていかれ、「あとは奥にいるボスに聞け」と促される。ひい、怖い。

半券を持ってないだけなのに、なんかめっちゃ悪いことしたような錯覚に陥る。万引きGメンにしょっぴかれた容疑者の気分がちょっと分かったような気がした。

バイクの登録証の提示を求められる

詰所の最奥部に鎮座する角刈りのボス。カンボジアは細身の人が多いが、このボスのガタイは半端ない。んでもって身長が結構高い。暫定的に彼をゴリと呼ぶことにしよう。

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急いでるんだ、早く出してくれ。つーか、そもそも半券を受け取ってないんだ。他のスタッフに確認してくれよ...と泣きそうになりながらゴリに訴えてみる。

ゴリは「いつ駐車したんだ」と尋ねてきた。11時過ぎだと思う、と伝えると、ゴリは残念そうに「12時でスタッフが入れ替わってるから、確認のしようがないな」と答えた。んああああもおおおおお

ゴリはそのまま「半券を失くした場合、バイクの登録証を確認してからでないと、駐輪場から出すことは出来ない」と続けた。

登録証って...私のバイクはレンタルだ。登録証なんかドコにあるのか分からんぞ。ゴリにそう伝えると「そのレンタル会社に連絡して、登録証を持って来させろ」とのこと。

「電話で確認して、登録コードさえ分かればいいんじゃないのか」とゴリに尋ねると、彼は「ノー。登録証自体をここに持ってこい」と答えた。ゴネても無駄なようだ。もしかしたら、と期待していたのだが....全くその通りにはならなかった。

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ゴリの鉄壁のディフェンス。私の意見がハエたたきでバシバシ撃ち落とされていく。うああああああもおおお面倒くさいよおおおおお。

残念だが、大人しく従うしか他になかった。バイクを借りているEMCに電話して事情を説明し、スタッフさんに登録証を持ってきてもらうことにした。

一時間後、EMCのスタッフが到着。こんなことで呼びつけてマジで申し訳ない。

書類への記入を求められる

書類に記入するように促された。ドコに何を書けばいいのかサッパリ分からん。おろおろと困っていると、EMCのスタッフが「私がやるんで大丈夫ですよ」と助け船を出してくれた。ありがてぇ...!ありがてぇ...!

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慣れた手つきでスラスラと書類に記入していくスタッフさん。同じようなポカをやらかしたヤツ、私以外にも何人かいたんだろうなぁ。

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ヒマだったので後ろからパチリ。奥でゴール下を死守してるのがゴリです。写真じゃ伝わんないけど、本当にゴッツイのよこの人。

ちなみに書類はこんな感じ。

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英語がチョコっと書いてあるとはいえ、外国人がこの記入欄を埋めるのってかなーりキツいと思うんだけど。これ一人だったら絶対書けない自信がある。

やっと自由の身に

ここまでやって、やっと「もう行っていいぞ」と許可を貰えた。長かった...。

その後EMCのスタッフさんに色々聞いたみたところ、「僕らもたまにやる。チケットを失くしたせいで3日以上バイクが使えなくなることも珍しくない」とのこと。

さいごに

正直、パーキングチケットでここまで面倒なことになるとは思ってなかった。完全に舐めきってた。ちょっとくらいどーにか融通してくれんだろ、と。セキュリティがしっかりしてる施設だと、そうもいかないらしい。

当たり前だけど、パーキングチケットの管理はしっかりしようね。という話。あぁ面倒くさかった。