カンボジアで働いている人の備忘録

24歳、なんかカンボジアで起業したみたいです(他人事)

「新たな風を吹き込んで欲しい」Bello軍、新戦力獲得へ

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カンボジア・レストランリーグ(以下カ・リーグ)では後半戦であるレイニーシーズンが始まった。カ・リーグ所属の各球団は、観客動員数の減少、雨漏り・浸水によるスタジアムへのダメージ、仕入れの不安定化など、雨による悪影響を懸念している。

また、戦術・環境の変化が急激なカ・リーグにおいては、細かな修正が明暗を分ける。苛烈極まるペナントレースに向けて、戦力調整は各球団の急務だ。

そんなカ・リーグに所属するTrattoria Bello軍もまた、後半戦を戦い抜くための采配を振るう。

エース候補!期待の新人・MASI投手

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既にBello軍は、後半戦に向けてMASI投手($18・ワイン/イタリア出身)を新たに獲得済みだ。赤白と両投げができる器用なスイッチピッチャーであり、シチュエーションを選ばない安定した投球に定評がある。既に貯金をいくつか作っており、将来的にはエースを張れる逸材ではないかという声もある。

入団時、MASI投手は「カ・リーグのペナントレースは長く厳しい。その中でチームのために自分に何が出来るかが重要。登板機会があれば、先発でも中継ぎでも抑えでも、何でもやる覚悟がある」というコメントを残し、彼は宣言通り「便利屋」としてチームに貢献している。

食事の序盤から登板すれば、安定した立ち上がりでゲームを作る。食事中盤にロングリリーフとしてマウンドに上がれば、食事の流れを壊さずキッチリ後続にバトンを渡す。ゲームを締めるクローザーとして登場すれば、テンポよく打者を捌いていく。

彼の活躍は各指標にも現れている。勝ち星、ホールド数、セーブ数、全てが上位に食い込む獅子奮迅の活躍振り。これには長きに渡ってBelloを支え続けた赤のエース、Antinori Santa Cristina投手($20・ワイン/イタリア出身)も「彼のスタミナや対応力の高さは賞賛に値する」とコメントした。

「アジャストできなかった」明暗分かれたワイン投手陣

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MASI投手の目覚しい活躍とは対照的に、高年俸のベテランワイン投手の退団が相次いで発表された。

球団関係者によると「高年俸の選手が登板機会に恵まれないことが多く、期待通りの働きをしていたとは言い難い。ベンチの枠も有限。若手にチャンスを与えたい」とのこと。

赤のCastle Monte DOC投手($48・ワイン/イタリア出身)は「カ・リーグにアジャスト出来ず多くのベテランが苦労している。私もその一人だった。しかし他球団からオファーがあれば、いつでも受けるつもりだ」と前向きなコメントを残した。

対して、球団最高年俸だった白のAntinori Chianti Classico Riserva投手($51・ワイン/イタリア出身)は「球団によって求められる役割は違う。今回たまたま上手く噛み合わなかっただけのこと」というコメント。

Bello軍の試合展開上、グラスワインによる継投策で勝利を収めるパターンが多い。首脳陣からは「高年俸ボトルワインの完投勝ちには魅力があるが、大切なのはスタジアムに来るお客さんに満足して頂くこと。先発・中継ぎ・抑え...どんなシチュエーションでも投げられる、安定した投手が必要だ」との声もある。

どんな対戦相手であっても柔軟に対応するため、今なおBello軍は新たな投手の獲得に動いている。

「新たな風を吹かせたい」大型新人野手、一軍登録へ

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血の入れ替え、狙いは新たな風を吹き込むことにある。

今までのチームカラーにないPesto(バジルペースト / イタリア出身)兄弟が加入。イタリアンにおける屋台骨、トマトとチーズ。これらとは一線を画す、バジルの風味豊かなテイストが持ち味。

ピザ・パスタの両ポジションをこなすユーティリティプレーヤーである彼らは「ヒットを量産して、投手陣が気持ち良く投げられるようにベストを尽くしたい」とコメントした。

和風テイスト、途中加入も力及ばず

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守備固めとして活躍していたOkonomiyaki内野手(ピザ/日本出身)、代走要員のJapanese Style外野手(パスタ/日本出身)。

前シーズンから途中加入したものの、彼らは今季6月付けで支配下登録から外れた。

日系チームとの対戦時には何度か出場したものの、欧米系チーム相手ではフィットせず。二度目以降の対戦時に声が掛かることは少なかった。

お好み焼きソースの甘味、昆布出汁の深い味わい...いずれも日本国内リーグでは強力な魅力だが、カ・リーグでは通用しなかっただようだ。

監督は「何度か出場機会を与えたが、カ・リーグの環境に馴染むのはまだ早すぎると判断した」とコメント。

悲喜交々、激動のアンティパスト陣

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改革はアンティパスト陣にも。人気メニューであるBello Tapas Plate、ベテランのFrittata内野手(アンティパスト/イタリア出身)とGerman Potato捕手(アンティパスト/ドイツ出身)らがまさかの二軍落ち。

球団創設時から第一線で活躍し続けた彼らのファーム幽閉に対し、一部のファンからは「早く一軍に戻して欲しい」「せっかく彼らを観に来たのに、プレーが見られないなんて...」と嘆きの声も。

監督は「彼らの人気も十分に理解しているが、これからのカ・リーグを戦うために必要なこと」と答えた。一方で「状況を見て一軍に再登録もあり得る」と、復帰の考えも示唆した。

なお、彼らと入れ替わる形で新たに2選手が加入。

一人目、一発が魅力のRoast Pork外野手(アンティパスト/ドイツ南部出身)は「僕のポジションはMeat Ball選手やChicken Ham選手が既に守っている。彼らとのポジション争いに勝てるように、精一杯プレーしたい」とコメント。

二人目、堅実な守備が持ち味のAnchovie Potato捕手(アンティパスト/スウェーデン出身)は「チャンスだと思っている。German Potato選手がファームにいる間、このポジションを自分のものにしたい」と強気なコメントを残した。

Tiramisu投手、肉体改造に成功

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食後のクローザーとして活躍し続けたTiramisu投手(デザート/イタリア出身)が、肉体改造の成果を披露した。

Tiramisu投手は「身体作りを土台から見直した。しなやかな身体になったと思う。速球中心だった以前のピッチングスタイルに加えて、変化球も効果的に使えるようにしたかった」とコメント。

既に何試合か登板しているが、評判は上々。以前はランナーを残して降板することも稀にあったが、現在はキッチリとゲームを締めている。

しかし、一部情報誌によると「上質な甘み、なめらかな生地、後引く風味。短期間でこれだけプレーの質が増すような例は聞いたことがない。バニラビーンズやオレンジリキュールなどのドーピングに手を染めたのではないか」との指摘もあるが、真偽は不明。

なお、この件についてTiramisu投手は「法的に問題はない」とコメントを残している模様。