カンボジアで働いている人の備忘録

24歳、なんかカンボジアで起業したみたいです(他人事)

とりあえず海外に飛び出した男は、海外で幸せになったのか?

日本を飛び出して海外で働いてる人たちのブログ読んだ。

www.yohey-hey.com

www.amamiyashion.com

私は別に「日本が嫌い!」とか「働き方がイヤだ!」とか「冷凍都市、繰り返される諸行無情」とか、そういうファッキンジャパニーズカルチャーに絶望!的なきっかけでカンボジアに来たワケでもない。たまたま海外で働くチャンスがあって、これを逃したら一生海外で働くことねぇなと思ったから、カンボジアに来た。それだけ。

この人たちが仰っているところの、人間関係で消耗したりイライラしたり、そういう「日本特有の生きづらさ」みたいなのは感じたことないかなぁ。バカだったし、協調性とか考えるの面倒だったし、そもそも消耗するほど密な人付き合いしてなかったし。ぼっち優勝。まぁたぶん、少ないながらも人に恵まれてたんだと思う。

というか深夜1時に天一でラーメンすすったり松屋でビビン丼かっこんだり出来る時点で、日本最強説を突き立てずにいられない。あとネカフェで死ぬほど漫画読めるし、ヒトカラも出来るし。ぼっちに優しい日本の地上最強説を盲信せざるを得ない。

とはいえ、海外生活には色んな側面がある。プラスとマイナス、得たもの失ったものを冷静に考えて、洗い出してみようと思う。

海外に来て失ったもの

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1つ目。安定した生活。日本は従業員の権利がクソ強いから、よほどのヘマを打たない限りは簡単にクビにならないし。普通に働いてれば額面20万ちょい稼げて、実家暮らしなら結構な額を貯金できてたと思う。貯めたところで旅行とゲームぐらいにしか使わないと思うけど。

2つ目。構築済みの人間関係。日本で人と会うためのコストと時間が数倍になったので、昔を知る仲間と飲んだり遊んだりが気軽に出来なくなった。まぁ、場所によっては国内転勤でも同じコトだろうから、海外どうこうの話じゃあないかも。とはいえ基本的にぼっちなんで、生活リズムにあんま影響ないのよね。グローバル引きこもり最強説。

3つ目。日本式のビジネスコミュニケーション能力。不文律のマナーとか常識が社会人には必須。これが出来ないと、よっぽど尖った人材でもない限り日本人相手の商売が難しくなる。大学卒業してから2年間、私はデスクワークっつうか社内ニート状態だったので、営業のやり方とか全く分からん。たぶん私はどこまで行っても日本人なので、日本式を知らないデメリットは結構デカいんじゃねぇかなと思う。

4つ目。実務メンターの不在。私は今んとこWEB制作の仕事を中心に請けてるんだけど、これもう完全に独学なのね。未経験なのに仕事を請けちゃったモンだから、全部ググって何とかするかなかった。だから成果物の技術的なレビューも貰えないし、今の仕事が業界的に正しい作法に則ったやり方なのかも分からない。日本だったら勉強会行くなりすれば解決するだろうけど、カンボジアじゃ今んとこ見つけられてない。WEBエンジニアのコミュニティってドコにあるんだろう。まぁあったところで英語力がゴミなんで結果は一緒だと思うが。

5つ目。命の安全。犯罪やら事故やら病気やら、日本に比べると桁違いにリスクが高い。夜道でいきなり強盗にアバダケダブラされるかもしれんし、路上で事故って意識ウィンガーディアムレビオーサになるかもしれんし、ワケ分からん病気に罹ってクルーシオとかもありえる。後進国である以上、リスクの排除は無理フィンドールなので諦めるしかない。まぁ、日本よか天災が少ないのは救いか。

海外に来て得たもの

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1つ目。実務経験。カンボジアって足りないモノだらけでみんな困ってるから、私みたいな「ほんのちょっとプログラムわかるよ!」ってだけの無能な若者でも、それなりに重宝されて仕事を振られたりする。チュートリアルなし、速攻で実務突入。その中で経験を積み重ねられるのは、実績も経験も少ないひよっこには非常に嬉しい。

2つ目。危機感。流れに任してたら開業することになったんだけど、日常と仕事の境界が消えて、労働への取り組み方やマインドセットがかなり変わった。勉強しないと埋もれて死ぬ。マトモにビジネスやってる人たちと対等に話をしようとすると、相応の知識・教養を求められる。ずーっと働いて、ずーっと勉強して、ずーっと前に進み続けないと、淀んで腐って沈んでく。そう肌で感じるようになった。ぞっとするよね。

3つ目。自信。カンボジア来て最初にやった仕事がWEBサイトの制作だったんだけど、私はWEB未経験だったので「あーこんなん無理やろ...やったこともないし。ていうか教えてくれる人もおらんし。まぁやるだけやって無理やったら土下座しよう」と思いつつ着手。そしたら何とかなった。なんだ、未経験でもやれば出来るじゃん!と自信をついた。あらゆる挑戦へのハードルが下がった。調べながらやったら何とかなるだろ、と。悪く言えば無謀に、良く言えば物怖じしなくなった。

4つ目。どうでもいいプライドを捨てる勇気。ここ日本じゃねーし、ある種の吹っ切れ。妬み嫉み僻み、私は何事にも斜に構えていて、とりあえず何でも批判して小馬鹿にしていた。まぁ平たく言うと、典型的ネット民です。「で、出た〜wwwwブログをFacebookにアップする奴wwww承認欲求丸出し乙wwwwウケるwww」みたいな価値観で生きてきた。でもこれから先のことを現実的に考えた時、何でもいいから発信して自分の影響力を強めた人の方が、絶対に生き残るだろうなと。凡庸な人間が生き残りたいなら、何の得にもならない見栄を捨てて、やれることは何でもやっといた方がいい。そう思えるようになった。

さいごに

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海外移住って一長一短。幸せかどうかはともかくとして、生き方が変わるキッカケにはなる。たぶんなると思う。なるんじゃないかな。ま、ちょっとは覚悟しておけ(さだまさし