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カンボジアで働いている人の備忘録

24歳、なんかカンボジアで起業したみたいです(他人事)

『フィンテック(著:柏木亮二)』を読んだよ

なんかカンボジア住んでるとフィンテックって言葉をよく聞くんだけど、なんのこっちゃサッパリ分かってなかったので、本を読んで勉強することにした。活字オーバードーズで気分が悪い。頭にUSBぶっ刺したら脳みそに情報が直接ダウンロード出来る技術はよ、はよ。

honto.jp

ファイナインスとテクノロジー、金融サービスでの技術革新をフィンテックって言うんだとさ。へえ。ちなみに保健分野だとインステックっていうらしいよ。前提知識ゼロでこの本を読んだけど、分かりやすかった。

フィンテックという言葉の定義から始まり、歴史的背景の説明。そして現在フィンテックの最先端を行く欧米では、どんなサービスが提供されているのか、あるいはどんなビジネスモデルなのか。実際の社名と具体的な導入事例を踏まえて説明しているので、非常に分かりやすい。将来的にフィンテックが世界にどんな影響を及ぼすのかという予測までなぞって終わり。そんな感じ。

フィンテックの目的

よりよい金融サービスの提供を可能にすること。借り手はより低い金利で金を借りれて、貸し手はより高い金利で貸し付けができて、みたいな。あと、既存の金融機関がリーチできなかった貧困層でも、フィンテックの力によって簡単に金融サービスが利用できるようになったり。

カンボジアの例で言えば、モバイル送金サービスであるWingとかかな。電話番号さえあれば簡易口座が作れる送金サービス。銀行口座がなくても、田舎の家族に送金できてハッピー。これもフィンテック。ちなみに、本書で挙げられてたのは、ケニアのM-PESAだったよ。調べてみた感じ、これもWingとほぼ同じじゃないかな、たぶん。使ったことないから詳しいとこまでは分からんけど。

欧米のフィンテック事情

SNSでの友人関係や投稿内容からライフログを収集して、そのデータを人工知能に食わせて分析。その人の信用度を数値化して金利を算出したり、資産形成のためのポートフォリオを自動で組み上げたり、ライフイベントに合わせたバッチリのタイミングでローンを提案したり。それに人間の経験則を加えて、ハイブリッドな金融サービスを提供するベンチャーがどんどん増えてるんだとさ。既にそんなことがアメリカでは現実になってて、多くのユーザーが利用してる。ほぇー。

日本のフィンテック事情

日本だと、マネーフォワードがフィンテックの代表例として紹介されてた。家計簿アプリ、個人資産管理の分野で非常に強力なサービス。人工知能が勝手に支出の仕分けをやってくれるので、あらゆる支出の管理を自動化できてヒャッホイな感じ。将来的にはユーザーの顧客情報や支出からライフログを収集して、ベストタイミングでローンの提案をしたり...なんてことも考えておられるそうです。欧米の事例と同じような着地点を目指してるっぽい。

でも日本は金融サービス周りの規制がめっちゃ厳しいから、仕組みや制度が今の時代に合うように調整されないと、フィンテックの恩恵を十分に与るのは難しいんじゃないかな。って書いてた。というかフィンテックが新しすぎて、どの国も既存の枠組みじゃ対応仕切れずあっぷあっぷな状態なので、さっさと原則と指針をまとめたガイドライン作ろうぜ!という流れになりつつあるそうな。

フィンテックの強み

フィンテックの強みは、既存の金融機関が持ってない顧客情報を収集・管理・分析できること。そして店舗を持たず、スマホSNSアプリなどのバーチャル上のみの運営だったりするので、人や家賃に掛かるコストをかなり抑えてる。そのおかげで、大企業ができないような低価格で、ユーザーのニーズを捉えた良質なサービスをスピーディに提供出来ている。ベンチャーつよい。

フィンテックを支えているもの

どうやらフィンテックを語る上では、SNS人工知能APIが重要なキーワードらしい。SNSや自己プラットフォームで収集した顧客データを、人工知能に食わせて分析したら、そのデータを他社が提供するAPIで成形して、新たな付加価値をつけた情報で金を稼ぐ。そんな流れ。

とはいえ悪いニュースも

business.nikkeibp.co.jp

blog.isijapan.co.jp

そんな盛り上がりを見せるフィンテック界隈だけど、ちょっと実態よりもバブル気味、投資過剰じゃね?という側面もあったり。フィンテックのサービス自体はこれからどんどん広まっていくかもしれないが、投資という枠で見ると、手放しで信用していいものかどうかは疑問。

思ったこと

経済とか金融とか難しいコトは分からんが、エンジニアとして流行りのフィンテックとやらの恩恵に与ろうと思うと、Facebookからデータを引っこ抜いたり、人工知能の使い方を学んどく必要があるようで。

カンボジアではアホほどFacebookが流行ってるから、ソーシャルログインさせてデータ収集・分析出来れば役に立ちそう。名前・性別・年齢まではデータとして抜き取れるけど、日々の投稿や友人関係までどうやってリアルタイムに引っ張るんだろうか。気になる。頭が足りないから、そのデータをどう活用すんのかは思いつかんが。

それと人工知能。最近は誰でも人工知能を扱えるプラットフォームが整ってきてるらしいので、必要があれば使えるようにしとこうかな。というかそもそもデータ分析できるほど頭良くないんで、人工知能使うのが正解なのかもしれん。時間も手間も省けるし。ていうか面倒な作業は全部AIにやってもらいたいな。働きたくねぇ。

そういえば、カンボジアのモバイルペイメントサービスの規格ってどうなってるんだろう。ケニアのM-PESAなんかは、誰でもAPIを触れるようにオープンソース化されてるんだけど、カンボジアでそんなのやってる企業は聞いたことねぇな。はよデベロッパーズガイド作ってくれ。

仕方ないから、似たようなサービスだしM-PESAのデベロッパーズガイドを流し読みしてみたんだけど、どうやらモバイル決済に必要なデータはXMLドキュメント形式でやりとりしてるっぽい。もしもカンボジアも同じようなシステムだったら、導入自体はなんとかなるかも。根拠はないが。

あ、関係ないけど、日本でも金融データのやりとりにXMLドキュメントを使うぜ!って方に舵を切ってる(PDF注意)みたい。そら固定長みたいなクソ形式でデータいつまでも扱いたくないわな。この資料のいうところの「決済高度化」って、要するにフィンテックのことかな?だとすると、XML形式のデータの扱いに慣れていれば、近い将来そのあたりのスキルが日本でも重宝されるかもしんないな。

さいごに

普段全く読書しないから、なんかすげぇ疲れた。やっぱ活字きらい。あぁぁぁぁもぉぉぉぉぉジャンプ読みてぇぇぇぇ